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静内農高生産馬ゴーゴーヒュウガがJRA2勝目、初特別勝ち

2012年06月17日 23時43分

新ひだか町の北海道静内農業高等学校生産馬のゴーゴーヒュウガ(牡4歳、栗東・須貝尚介厩舎)が、6月9日に行われた函館10R駒ケ岳特別(芝2600m)を制し、嬉しい2勝目を初特別勝ちで飾った。
同校は日本で唯一、軽種馬の生産や育成を教科に取り入れている高校。1977年から生産しており、これまでにアラブでは益田優駿に優勝したサントゥールワン、サラブレッドではJRA3勝のユメロマンなどを送り出している。
ゴーゴーヒュウガは父スズカマンボ、母フリソデという血統。彪牙(ひゅうが)と名付けられた同馬は09年のHBA日高軽種馬農協主催のサマーセールにおいて、父スズカマンボを所有していた永井啓弍氏に273万円で落札され、昨年7月に7戦目で初勝利を挙げていた。
約8カ月の休養明けとなったレースでは、4コーナー手前から仕掛けられると直線で力強く先頭に並びかけ最後は鼻ヅラを併せてゴール。長い写真判定の結果、鼻差で勝利を挙げた。同馬にとって初の特別勝ちは、同校生産馬にとっても初めてのJRA特別勝ち。歴史的勝利となった。
レース当日、同校馬術部生徒はインターハイ北海道予選に団体優勝し全国大会の出場が決定。レースは観戦できなかったが二重の喜びに包まれた。
なお、同校では今年、世界的名種牡馬ヨハネスブルグを父に持つ鹿毛の牝馬(母ゴートゥザノース)を4月に生産。すくすくと育っているという。

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