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「HBAトレーニングセール」開催、過去最高7億円を突破

2012年05月27日 20時37分

HBA日高軽種馬農協が主催する今年最初の北海道市場、「トレーニングセール/サラブレッド2歳」が5月21、22日、札幌市のJRA札幌競馬場で開催された。セリでは2日間で181頭が上場され、123頭が売却。売却総額は前年比4583万2500円増の7億922万2500円、売却率は同6.1ポイント増の67.96%、平均価格は同77万8142円増の576万6037円とすべて前年を上回り、売却総額と売却率は過去最高の数字をたたき出した。
最高価格となったのは公開調教でラスト2ハロン21秒76の一番時計を記録したクィーンロマンス2010(牡、父ケイムホーム、販売申込者/新冠町・(有)大作ステーブル)の2940万円。激しい争奪戦の末、同セール唯一の2000万円超えとなり、“カイシュウ”の冠名で知られる飯村孝男氏が落札した。
2番目の高額はグレイスケープの22(牡、父アルデバラン2)で1995万円。牝馬の最高はサンツェッペリン(GⅠ皐月賞2着)の半妹となるプラントオジジアン2010(父アドマイヤムーン)で1365万円だった。
2日間とも好天に恵まれた会場には国内のみならず、海外からも多くのバイヤーが訪れ、300名以上が購買者登録。団体では岩手県馬主会が8頭を総額3622万5000円で、海外ではシンガポール人オーナーが4頭を総額2541万円でそれぞれ購買した。
セール終了後、荒木正博HBA組合長は「多くの方に購買していただいた結果、目標の7億円を超えることができた。取引馬から活躍馬が出ることを期待しています」と100点満点で85点の評価。来年は札幌競馬場のスタンド改修工事となるが、「馬場は使えるので、JRAに陳情して札幌競馬場でセールを開催したい」と話していた。

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