九州軽種馬協会が主催する2歳調教馬セール「九州トレーニングセール/サラブレッド2歳」が5月8日、宮崎県のJRA宮崎育成牧場で開催された。セリでは22頭が上場され、14頭を売却。売却総額は前年を210万円上回る2446万5000円で、売却率は前年比11.26ポイントアップの63.64%、平均価格は同28万5681円ダウンの174万7500円だった。
最高価格を記録したのはベルガモットシールの2010(牡、父ロドリゴデトリアーノ、販売申込者/熊本県・片山建治氏)で315万円。騎乗供覧ではラスト1ハロン12秒11を記録し、柏木務氏が競り落とした。牝馬の最高はマンダリンママの2010(父スパイキュール)で252万円。売却馬14頭のうち9頭が佐賀県馬主会の購買だった。
同協会の柏木務会長は「価格は伸びなかったが、よく売れたので全体的に良かった。及第点はつけられると思います。6月の1歳市場も頑張りたい」と話していた。