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ホッカイドウ競馬GW開催、コスモバルクお披露目

2012年05月13日 22時06分

ホッカイドウ競馬グランシャリオナイター開催中の門別競馬場で5月3、4日、開幕週に引き続き「春のケイバまつり」が行われた。ゴールデンウィーク期間中の開催とあって、2日間で3000人以上の観光客や家族連れ、競馬ファンが来場。コスモバルクがお披露目されるなど、さまざまなイベントを楽しんだ。
コスモバルクのお披露目は4日に実施された「第2回コスモバルク記念」のイベントとして行われたもの。昨年に続き2年連続での登場となった。今年は東日本大震災被災地の馬事文化復興を目的に、海外ホースマンから提供された帽子を場内テントで販売。購買者にはコスモバルクとのツーショット写真撮影会、オリジナルグッズのプレゼントなどがあった。
現在、新冠町のビッグレッドファームで功労馬として余生を送るコスモバルクは、久しぶりに競馬場の馬場を見て興奮気味。現役時と変わらぬ張りのある馬体で元気な姿を披露した。ツーショット写真に収まったファンは「一緒に写真が撮れて嬉しいです」とニッコリ。用意した61個の帽子も2日間で完売し、総売上げから経費を差し引いた17万6160円が南相馬市に義援金として寄付された。
また、同競馬場に新設された屋内調教坂路を実際に歩いて体験する「みんなで見学!新設坂路コース体験ウォーク」も実施。両日合わせて約80名が参加し、ウッドチップが敷き詰められた全長900メートル、最大傾度5.5%の坂路を往復した。参加者たちは「しんどかった。馬の気持ちが少しわかった気がする」「ウッドチップがふかふかで楽しい」「木の香りに癒された」と満足げな様子。駆け上がったり、記念撮影をしたりと、完成したばかりの施設を満喫していた。
なお、坂路コースは5月14日から供用を開始。管理するHRA北海道軽種馬振興公社の井村勝昭専務理事は「この施設を利用して第2のコスモバルクを育てていきたいですね」と意欲を見せていた。

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