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キングカメハメハ産駒が海外G1制覇

2012年05月06日 21時56分

4月29日に香港のシャティン競馬場で行われたG1クイーンエリザベス二世C(芝2000m)において、キングカメハメハ産駒のルーラーシップ(牡5歳、栗東・角居勝彦厩舎)が優勝する歴史的快挙を成し遂げた。
日本調教馬が同レースを制覇したのは2002年、03年に連覇したエイシンプレストン以来3度目。香港でのG1制覇は05年のハットトリック(香港マイル)以来となり、海外G1制覇は昨年のヴィクトワールピサ(ドバイワールドC)以来16頭目(19勝目)の偉業となった。
また、管理する角居調教師は05年のシーザリオ(アメリカンオークス)、05年のハットトリック、06年のデルタブルース(VRCメルボルンC)、昨年のヴィクトワールピサに続く海外G1・5勝目。生産した安平町のノーザンファームにとってはシーザリオ、デルタブルース、そして、07年のアドマイヤムーン(ドバイデューティフリー)以来4度目の海外G1制覇を記録した。
ルーラーシップの父キングカメハメハ(牡11歳、父キングマンボ)は、史上初めてG1NHKマイルC、G1ダービーを連勝した“変則2冠馬”。05年に安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りすると、08年、09年にはJRA2歳チャンピオンサイアーに、10年、11年はJRA総合チャンピオンサイアーに輝く活躍を見せている。
日本を代表する種牡馬として生産地の人気は高く、昨年、一昨年と2年連続で国内最多となる266頭の種付頭数を記録。今シーズンの種付申込も早々に満口となり、忙しい毎日を送っている。海外からの吉報に社台SSでは「キングカメハメハは幅広い父系の繁殖牝馬から活躍馬を出す優秀な種牡馬です。ルーラーシップはサンデーサイレンスの血が入っていないので、後継種牡馬としても将来が有望ですね。種牡馬ランキングでは僅差でディープインパクトに抜かれてしまいましたが、必ず巻き返してくれるでしょう。これからも期待しています」と声を弾ませていた。

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