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屋内坂路コースが完成、強い馬づくりに励み(ホッカイドウ競馬)

2012年04月22日 21時59分

ホッカイドウ競馬の聖地・日高町の門別競馬場で4月11日、屋内調教用坂路施設の竣工式が行われ、出席した同競馬関係者に強い馬づくりに向けての施設がお披露目された。
完成した坂路は全長900m、走路幅7m、帰り馬道幅3mのウッドチップコース。最大勾配は5.5%で高低差は21mとなる。コースには自動ハロンタイム測定表示機や視目モニターTVを設置。ICチップ式計測機では一度に多頭数の計測が可能となる。
総工費は約6億9500万円。NAR地方競馬全国協会の馬流通活性化事業として約2/3が補助され、残りは同競馬を主催する北海道が負担する。昨年10月に着工。厳冬の中、急ピッチで工事が進められて今年3月に完成した。本格的な供用は5月中旬を予定。近隣の民間牧場も利用が可能となる。
竣工式には川上修北海道農政部競馬事業室長、三輪茂HRA北海道軽種馬振興公社理事長、調教師、騎手などの厩者関係者、来賓など約40名が出席。テープカットを行い完成を祝った。三輪HRA理事長は「強い馬づくりや冬季調教が可能になる、意義のある施設。私たちにとって悲願でした」と挨拶。尽力した関係者に感謝の意を表した。
竣工式の後には模擬調教を披露。騎乗した井上俊彦騎手は「とても乗りやすい。供用開始が楽しみ」、佐々木国明騎手は「脚への負担が少ない。良いトレーニングができる」、見守っていた若松平調教師は「騎手たちの反応も良かったので、調教メニューに組み入れて強い競走馬づくりに励みたい」と意欲を見せていた。
今年度のホッカイドウ競馬は4月25日に開幕。11月15日まで15開催80日間の全日程をグランシャリオナイターとして開催する。開幕週には様々なイベントを実施。開幕日には日本で一番早い2歳新馬戦、1着賞金300万円のJRA認定スーパーフレッシュチャレンジ競走も行われる。

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