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「JRA育成馬展示会」開催、200名に成長した姿を披露(浦河)

2012年04月15日 23時42分

浦河町のJRA日高育成牧場で4月9日、「JRA育成馬展示会」が開催され、来場した馬主、調教師、軽種馬関係者など約200名に逞しく成長した姿が披露された。
この展示会は、JRAが1歳市場で購買、または同牧場で生産し、育成調教したJRA育成馬を、4月24日にJRA中山競馬場で行うJRAブリーズアップセール前にお披露目する“馬の卒業式”。2003年からはオープンデーとして一般ファンにも開放されている。
展示会に先立ち高松勝憲場長は、JRA育成馬による分娩予知や当歳時からの昼夜放牧など、強い馬づくりに向けた生産育成研究について説明。「生産者に役立つ情報を伝えたい」と挨拶した。
続いて行われた比較展示では、購買予定の馬主や調教師が約60頭の馬体や歩様などをチェック。生産者たちは久しぶりに再会した愛馬の成長した姿に胸を熱くしていた。展示後はD1600mの馬場で騎乗供覧。50頭ほどが併せ馬や単走で軽快なキャンターを披露し、順調な仕上がりをアピールした。
24日のJRAブリーズアップセールでは同牧場とJRA宮崎育成牧場のJRA育成馬から79頭が上場予定(4月10日現在)。この日展示された育成馬は16日に中山競馬場へ向け出発する。今年からセール前日の23日に前日展示会を実施。新規馬主がセリに参加しやすいよう「新規馬主限定セッション」も設けられる。
昨年の同セールでは上場馬79頭中78頭が売却(売却率98.73%)され、売却総額6億175万5000円を記録。JRA登録75頭のうち71頭が出走し、新馬勝ち6頭、G3新潟2歳Sを制したモンストールを含め14頭で20勝を挙げている(4月8日現在)。今年のG1桜花賞ではメイショウスザンナ、エイシンキンチェム、ダームドゥラックが出走。多くの活躍馬を送り出している。

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