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牝馬2冠カワカミプリンセスの初仔が誕生

2012年04月08日 20時05分

2006年のG1オークス、G1秋華賞を史上初めて無敗で制し、JRA最優秀3歳牝馬、最優秀父内国産馬に輝いたカワカミプリンセス(牝9歳、父キングヘイロー)の初仔が3月14日午後5時過ぎ、生まれ故郷である新ひだか町の三石川上牧場で誕生した。
牧場関係者が見守る中、元気に産声を上げたのは鹿毛の牝馬。父は豪州で数多くのG1ウイナーを送り出すコマンズ(牡16歳、父デインヒル)で、日本には10、11年の2シーズンだけシャトル供用された種牡馬だ。
同牧場の上山浩司代表は「産気づいてからすぐに出産し、初産とは思えないほど順調でした。人間には少しキツい時がありますが子育ては上手。よく出来た母親ですよ」と評価。心配された育児拒否や虐待もなく、ホッと一息といったところだ。
生まれた産駒については「コマンズ産駒らしい体の流れをしていますね。前向きな性格は母親似。品のあるところは生まれた時のプリンセスに通じるものがあります」と絶賛。管理した西浦勝一調教師も生まれてすぐ見に来て喜んでいたという。「お母さんのように多くのファンから愛される存在になってほしいですね。ファンと一緒に応援でき、楽しんでもらえるような形で育てていきたいです」と、目に入れても痛くない愛娘に期待をかけていた。
カワカミプリンセスの競走成績は17戦5勝。06年2月にデビューすると破竹の5連勝でオークス、秋華賞を制し、牝馬2冠を達成した。同期にはキストゥヘヴン、コイウタ、フサイチパンドラ、テイエムプリキュアらがいる。
現役引退後に生まれ故郷に戻り、繁殖生活入り。今年はエンパイアメーカーとの配合を予定している。

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