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「日高装蹄競技大会」開催、装蹄知識と技術を披露

2012年04月01日 21時56分

浦河町のJRA日高育成総合施設軽種馬装蹄所で3月27日、北海道日高装蹄師会が主催する「第18回装蹄競技大会」が開催され、若手装蹄師8名が装蹄知識や技術を披露した。
同大会は馬産地の装蹄師の技術向上と、10月に栃木県で行われる全国大会の予選を兼ねたもの。1995年から毎年開かれている。昨年は全国大会優勝者を輩出。産地の装蹄師のレベルの高さを全国にアピールした。
今年は75名の会員の中より23歳から35歳の若手装蹄師8名が参加。繁殖馬、当歳馬、育成馬、現役競走馬などに携わって得た日頃の知識や技を競った。
競技は、3分の6鉄かんを用い、前後各1個を作製する「単独造鉄(新標準蹄鉄07タイプ)」、判断用馬の蹄や脚の状態から装蹄方法を記入する「装蹄判断」、競技用馬の装蹄用の造鉄前後各1個を作製してから装蹄を行う「装蹄」の3つ。審査員や会員、軽種馬関係者が見守る中、参加者達は制限時間内に競技を終わらせようと、額から流れる汗をぬぐう時間も惜しんで懸命に課題に取り組んだ。
渡辺吉男日本装蹄師会装蹄教育センター長ら5名の審査員による厳正な審査の結果、昨年の優勝者である浦河町の大東正史装蹄師が2連覇を達成。準優勝、3位、4位の入賞者とともに、全国大会の切符を手にした。
渡辺センター長は総評で「今後も日々の鍛錬や練磨を重ねてほしい」と激励。大東装蹄師は「全体的に落ち着いてできました。全国大会でも優勝したいです」と健闘を誓った。

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