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「HBA総代会」開催、主取手数料導入

2012年03月25日 21時35分

HBA日高軽種馬農協の「第41回総代会」が3月16日、新ひだか町の新ひだか町公民館・コミュニティセンターで開催され、2011年度の事業報告、12年度の事業計画、収支予算案などが承認された。4年越しの懸案事項だった北海道市場における主取手数料の導入も可決。「セレクションセール/サラブレッド1歳」においてのみ、主取の場合に1%の手数料が徴収されることになった。
総代会で荒木正博HBA組合長は、軽種馬業界における東日本大震災の影響、地方競馬、中央競馬、北海道市場などの現況について説明。「復興に時間がかかり、景気の先行きも不透明。軽種馬の価格も低迷が続き、昨年の北海道市場は計画をやや上回ったが、平均価格の低下は大きな課題となっている。会場の整備、サービス向上を図り改善に努めていきたい」と挨拶した。
来賓からは北村健日高振興局局長、水野豊香JRA日本中央競馬会総括監、西村啓二JBBA日本軽種馬協会副会長、宮前暢明北農中央会札幌支所長が祝辞。今後の日高産馬の活躍を願うとともに、それぞれの立場から軽種馬生産界へのサポートを約束した。
12年度の事業方針は市場振興対策、組合員の経営改善並びに組合組織の強化対策、関係機関との連携強化対策の3つ。市場振興では市場流通の活性化につながる運営方法の検討と、新規・既存購買者への市場に関する情報提供の徹底、6月完成予定の多目的施設など市場施設の整備、中国輸出のための子会社への出資といった海外購買者対応の体制整備と販路拡大への取り組みに注力する。組合員・組合対策では、生産基盤強化のための支援要請、地方競馬支援、事業合理化の推進と財務体質の改善強化を挙げた。
事業の柱となる北海道市場の売上計画額は53億円。全4開催12日間を予定している。トレーニングセールはJRA札幌競馬場で5月21、22日の2日間開催。主取手数料1%の導入が決まったセレクションセールでは、販売希望価格500万円以上の馬の上場を呼び掛けた。

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