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種牡馬ダンシングカラーが中国へ

2012年03月11日 21時44分

浦河町の日高スタリオンステーションで種牡馬生活を送っていたダンシングカラー(牡14歳、父ダンシングブレーヴ)が、中国へ輸出されることになった。
同馬は1999年のHBA7月セレクト市場において3150万円で売却された市場取引馬。競走成績は13戦3勝で、2001年のG1ダービーでは11番人気ながらジャングルポケットの3着に健闘した。アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、クロフネらと同期になる。
現役引退後の04年に欧州最強馬ダンシングブレーヴの後継として種牡馬入り。産駒数に恵まれていると言えない中から、ノースダンデー(南関東・平和賞)、オーシャンカラー(佐賀・ロータスクラウン賞)、オーリーライアン(名古屋・ゴールドウィング賞)などの活躍馬を送り出している。昨シーズンの種付頭数は6頭だった。
すでに同馬は農林水産省が指定する新冠町の動物1次検疫所へ移動。出国検疫に向けての準備に入っている。中国への輸出には長期に渡る検疫、代金決済など未整備な部分が多いが、関係者は「無事中国へ行って長生きしてほしい」と新天地での幸福を祈っている。
近年、国内での軽種馬需要が落ち込む中、新たな販路として中国がクローズアップ。HBA日高軽種馬農協、JBBA日本軽種馬協会らは昨年12月、中国の家畜輸入大手である中国牧工商集団と日中軽種馬交易協力覚書を交わし、日本産馬の売買と貿易に関して業務提携することとなった。これを機に中国への軽種馬輸出が拡大することを期待したいところだ。

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