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社台SS種牡馬展示会開催、ワークフォース、ヴィクトワールピサらが登場

2012年02月19日 22時02分

日本の生産界をリードする安平町の社台スタリオンステーションで2月14日、種牡馬総合展示会「SHADAI STALLION PARADE 2012」が開催された。北海道各地で氷点下を上回った当日は、暖かい陽気に誘われ、生産者、調教師、馬主、マスコミ関係者など約900名が来場。次から次へと登場するスーパーサイアーたちの競演を目に焼き付けた。
同SSは昨シーズン、30頭の陣容で3958頭の繁殖牝馬に交配。国内スタリオントップの数字を叩き出した。2012年シーズンは近年では最多となる6頭の新種牡馬が加入し、新たなスタートを切る。
オープニングを飾ったのは、一昨年の英ダービー、凱旋門賞を制したワークフォース。昨年12月に入厩した同馬は展示会デビューとは思えぬ堂々とした様子で周回を重ねた。進行役を務めた同SS事務局の徳武英介氏は「200年を超える欧州競馬の歴史の中で、同一年の英ダービー、凱旋門賞を制覇したのはわずか6頭。圧倒的な能力があるからこそできる離れ業です」と強調。キングマンボ系らしく「種付けも上手」で、種牡馬としての能力にも太鼓判を押した。
日本産初のドバイワールドC優勝馬となったヴィクトワールピサの展示では、市川義美オーナーが「立派な馬ですのでよろしくお願い致します」、角居勝彦調教師が「世界に通用するパワーとスピードを持った馬。世界に挑戦できるような産駒を作ってほしい」と挨拶。愛馬の門出にエールを送った。
また、ダノンシャンティのお披露目では管理した松田国英調教師がマイクを握り、「1600㍍の日本レコードを持っているダノンシャンティをよろしく」とPR。さらに三冠馬オルフェーヴルの全兄ドリームジャーニー、名種牡馬アグネスタキオン産駒の皐月賞馬キャプテントゥーレ、日本調教馬として初めて北米ダート重賞ウイナーとなったカジノドライヴが、ギャラリーにフレッシュな姿を披露した。
新顔6頭の後は今年初年度産駒がデビューするメイショウサムソン、今春初産駒が続々と誕生しているハービンジャー、ヴァーミリアン、キンシャサノキセキが登場。パレード後半は昨年の種牡馬総合リーディング2位のクロフネ、3位のシンボリクリスエス、昨年の2歳新種牡馬チャンピオンに輝いたダイワメジャー、3歳世代が絶好調のディープインパクト、安定感抜群のマンハッタンカフェといった、すでに満口になった人気種牡馬たちが披露され、真打ちは2年連続で総合チャンピオンサイアーの座に就いたキングカメハメハが務めた。

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