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「馬女(まじょ)ネット」が女性・高齢者チャレンジ活動奨励賞

2012年02月05日 23時44分

日高管内の女性軽種馬関係者で組織する日高女性軽種馬ネットワーク「馬女(まじょ)ネット」の総会とフォーラムが1月26日、新冠町の新冠レ・コード館で開かれた。会場では馬女ネットが受賞した「平成23年度女性・高齢者チャレンジ活動表彰奨励賞」の表彰交付式も実施。馬女ネットの高村洋子会長に日高振興局の小笠原久美子副局長から賞状と副賞が贈られた。
この表彰は農業経営の改善や企業化、農村生活の充実、地域の振興のために積極的に活動している女性農業者のグループなどを表彰し、その活動を広く紹介することで地域における活動の促進と農業・農村の発展を目的としたもの。毎年北海道が実施している。
馬女ネットは、軽種馬生産に関わる女性自らが経営や社会参画に取り組むとともに、その活動を通して軽種馬振興に寄与することを目指して2009年5月に設立。昨年は研修会を開催したほか、浦河・日高町の小学校での「馬文化出前講座」、門別競馬場での地域活動、ホッカイドウ競馬の新マスコット“ナナセちゃん”製作の募金活動など行ってきた。
表彰式で小笠原副局長は「馬女ネットは発足して2年と短期間にも関わらず、日頃の農作業が忙しい中、家族の理解を得ながら経営や社会参画に取り組み、地域に大きな影響を与えたことが審査員の評価を得たのだと思います」と受賞理由を説明。また、「女性のパワーがあってこそ、日高を変え、支える力となります。これからも日高に活力を与えるとともに、馬産地日高の魅力を全国、全道に発信することを期待しています」とエールを送った。
総会後のフォーラムではビッグレッドグループ代表の岡田繁幸氏が「日高の軽種馬女性たちに期待すること」をテーマに講演。現在の日本の情勢や経営論、教育論、日本産馬のレベルの高さ、日高と社台グループに差がついた理由、市場活性化策などを、ウィットに富んだ言い回しで語り、参加者を引き込んだ。
また、世界一の相馬眼を持つと自負する岡田氏は、生産界での種牡馬の影響力について言及。「私が種牡馬を導入した時には協力して、一緒に日高を盛り上げてほしい」と呼び掛けた。

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