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パリ大賞典優勝馬ベーカバドが優駿SSで種牡馬入り

2012年01月29日 22時00分

2010年のパリ大賞典優勝馬ベーカバド(牡5歳、父ケープクロス)が1月23日、新冠町の優駿スタリオンステーションに到着した。今春から種牡馬として新たなスタートを切る。
同馬は2歳時にデビュー3連勝でG3シェーヌ賞を制覇。3歳時にはG3ギシュ賞を制すると、G1パリ大賞典でG1初制覇を果たした。G1凱旋門賞前哨戦となるG2ニエル賞ではヴィクトワールピサを退け優勝。仏米通算11戦6勝の成績を収めた。
昨年のタイムフォームレーティング127を獲得したG1ウイナーの到着には、同SS関係者や近隣の軽種馬生産者など約30名が出迎え。馬運車から降りると皮膚の薄い好馬体を堂々と披露した。
種付料は受胎条件80万円、出生条件100万円。導入に尽力した(株)優駿の須崎孝治代表は「祖母がG1馬という血統、短距離から中長距離で活躍した競走成績に加え、この素晴らしい馬体が決め手となりました。サンデーサイレンス系の繁殖にもあうはずです。円高を背景にリーズナブルな金額で購買できたので、種付料もおさえることができました。1頭でも多くの配合をお願いします」と、欧米を渡り歩いてめぐり合った逸材に胸を膨らませていた。
父ケープクロスはシーザスターズ、ウィジャボードなどを送る仏チャンピオンサイアー。本馬はその本邦初後継となるため、関係者から大きな期待を集めている。

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