ニュース

中央 その他

「ジェイエス冬季繁殖馬セール」開催、売却率7割を超える

2012年01月29日 22時00分

(株)ジェイエスが主催する繁殖馬のセリ「2012年冬季ジェイエス繁殖馬セール」が1月25日、新ひだか町の北海道市場で開催された。セールでは45頭(受胎馬26頭、空胎・未供用馬19頭)が上場され、33頭(受胎馬17頭、空胎・未供用馬16頭)が売却。売却総額は8534万4000円(前年1月6091万500円)、売却率は73.33%(77.27%)、平均価格は258万6182円(同179万1485円)となり、売却総額と平均価格は前年を上回った。
最高価格で取引されたのはファストパス(牝8歳、父タイキシャトル、販売者/えりも町・エクセルマネジメント)で1060万5000円。激しい競り合いの末、“テイエム”の冠名で知られる鹿児島県の竹園正継氏が落札した。本馬はアルデバラン2を受胎。母はエリモシック(G1エリザベス女王杯)で、近親にはリディル、クラレントがいる。
2番目の高額はブライアンズタイムを受胎したフィフスアベニューで892万5000円。空胎・未供用馬ではJRA2勝、ファビラスラフイン(G1秋華賞)の孫に当たるイッツスパーブ(牝4歳、父ファルブラヴ)の703万5000円が最高だった。
同セールは国内唯一の繁殖馬を対象とした市場。冬の開催は2008年から実施し、今年で5回目となった。同社の藤原悟郎代表は「上場頭数が少なかったこともあり、競り上がるシーンが多数見受けられ、良く売れたと思います」と安堵の表情。今後は「上場馬の質を高めることと、上場頭数を増やすことに力を入れていきたい。牝馬を流通させることで牝馬の価値が上がっていくので、競走馬のオーナーには繁殖馬セールへの上場をお願いしたいです」と課題を挙げていた。

ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外
 

上へ