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ドバイWC優勝馬ヴィクトワールピサが社台SSに到着

2012年01月29日 22時00分

昨年のドバイワールドC優勝馬ヴィクトワールピサ(牡5歳、父ネオユニヴァース)が1月19日午前11時、種牡馬として繋養される安平町の社台スタリオンステーションに到着した。今春から種牡馬生活をスタートさせる。
同馬は2歳時に3連勝でG3ラジオNIKKEI杯2歳Sを制し、重賞初制覇。3歳になるとG2弥生賞、G1皐月賞、G1有馬記念を制覇し、JRA最優秀3歳牡馬に輝いた。昨年はG2中山記念をステップにドバイへ遠征。G1ドバイワールドCを日本調教馬として初めて制する歴史的快挙を成し遂げ、JRA最優秀4歳以上牡馬に選出された。通算成績は15戦8勝(海外3戦1勝)、総獲得賞金は10億8504万500円。
1月15日に京都競馬場で引退式を行なったドバイWC優勝馬は、同日付で競走馬登録を抹消し、宮城県の山元トレーニングセンターへ移動。疲れを癒した後の18日に同センターを出発し、青森からフェリーで函館に渡り、馬運車に揺られ繋養先へ到着した。
種牡馬入りにはスタリオンスタッフやシンジケート関係者、報道陣が出迎えた。馬運車から降りるとしっかりとした足取りで厩舎へ向かった。馬体重540キロ、体高172センチを誇る雄大な馬体は大物感たっぷり。環境の変化にも動じることなく、新生活に目を輝かせた。
今春の種付料は350万円(受胎確認後支払。フリーリターン特約付)。すでに総額12億円(1株2000万円×60口)の大型シンジケートは満口という。同SS事務局の徳武英介氏は「ネオユニヴァースの後継というよりも、これからのサンデーサイレンス系を背負う1頭として期待しています。スピードと海外馬相手に戦ったパワーは素晴らしいものがあります。体調も良さそうなので、種牡馬として良いスタートが切れそうです」と笑顔。世界に名を轟かせたパートナーにエールを送っていた。

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