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キングカメハメハ内国産年間勝利数記録を更新、フジキセキ1200勝

2012年01月11日 10時29分

生産者はノーザンF首位、社台Fは400勝突破(2011年JRA各種成績)
2011年のJRA種牡馬成績がまとまった。種牡馬総合ではキングカメハメハ(牡11歳、父キングマンボ)が2年連続でチャンピオンサイアーのタイトルを獲得。勝利数は184勝となり自身が10年に記録した179勝を上回り、内国産種牡馬の年間勝利数記録を更新するとともに、収得賞金は41億4934万6000円に達し、06年のサンデーサイレンス以来の40億円超えを果たした。
また、フジキセキ(牡20歳、父サンデーサイレンス)は12月24日の中山6R2歳新馬戦において、産駒のクレバーカイザー(牡、美浦・小西一男厩舎)が優勝し、JRA通算1200勝を達成した。1200勝はJRA歴代7位。内国産種牡馬ではトップの記録となる。
新たな記録が生まれる中で、偉大な記録が途絶えた。初産駒デビューの1993年から18年連続重賞勝利を続け、パーソロン、ノーザンテーストと並び歴代1位タイだったブライアンズタイム(牡27歳、父ロベルト)は、重賞未勝利に終わり記録がストップ。延べ26頭が重賞に出走したが、ディアマジェスティのJG1中山大障害2着が最高で、単独1位を逃した。なお、ブライアンズタイムは昨シーズンをもってシンジケートが解散。今シーズンからは繋養先である新ひだか町のアロースタッドの所有として種牡馬生活を続行する。一方、02年の死後も連続勝利記録を伸ばし、歴代最多勝利数を誇るサンデーサイレンス(牡、父ヘイロー)は年間未勝利に終わり、初産駒デビューの94年から続いていた連続勝利と重賞勝利記録が17年でストップ。重賞には延べ8頭が出走したが、アクシオンのG2札幌記念2着が最高だった。
生産者ランキングでは安平町のノーザンファームが89億9256万4000円を獲得し、08年以来となる首位に返り咲き。ブエナビスタ(ジャパンC)、トーセンジョーダン(天皇賞・秋)、リアルインパクト(安田記念)、アヴェンチュラ(秋華賞)などG18勝を含む重賞33勝を挙げる活躍だった。また、2位の社台ファームは401勝を記録。生産者として史上初めて400勝の大台に乗せた。(※数字は2011年12月25日現在)

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