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年度代表馬ブエナビスタがノーザンFに到着

2012年01月11日 10時29分

2010年の年度代表馬ブエナビスタ(牝6歳、父スペシャルウィーク)が12月29日、生まれ故郷である安平町のノーザンファームに到着した。今春から繁殖牝馬として新たなスタートを切る。
同馬は2歳時にG1阪神ジュベナイルフィリーズに優勝。母ビワハイジに続く母仔制覇を成し遂げ、JRA最優秀2歳牝馬に輝いた。3歳時はG1桜花賞、G1オークスの牝馬2冠を達成。JRA最優秀3歳牝馬に選ばれた。古馬になるとG1天皇賞・秋、G1ヴィクトリアマイルを制したほか、G1ジャパンC2着(1位入線降着)などG12着4回の成績を収め、2010年度代表馬と最優秀古牝馬のダブルタイトルを獲得。昨年はG1ジャパンCを制覇。通算23戦9勝(うち海外2戦)の成績を残した。牝馬のG16勝はウオッカに次いで歴代2位。総収得賞金14億7886万9000円はテイエムオペラオーに続く歴代2位、牝馬ではトップとなった。
引退レースとなった先月25日のG1有馬記念後に引退式を行った同馬は、その日のうちに中山競馬場から福島県のノーザンファーム天栄へ移動。歴戦の疲れを癒し、28日午後3時に出発。青森からフェリーで函館に渡り、29日午前11時30分頃、生まれ故郷に凱旋した。
到着を出迎えた同ファームの吉田勝己代表は「有馬記念での消耗が少なかったのか全然傷んでいませんね。元気そうで安心しました」とニッコリ。愛馬の首筋を撫で、長年の労をねぎらった。用意された馬房は奇しくも母ビワハイジの隣。最初は小さなパドックに放牧し、様子を見ながら大きな放牧地へ移し、最終的には母ビワハイジと同じパドックに放牧されるという。
初年度はキングカメハメハを配合する予定。同ファーム事務局の中尾義信氏は「まずは受胎して、無事に産駒を産んでくれることを祈るだけです。初めての繁殖シーズンなので、しっかりと準備をしていきます」と期待を広げていた。

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