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凱旋門賞&英ダービー馬ワークフォースが社台SSに到着

2011年12月25日 22時14分

昨年のG1凱旋門賞、G1英ダービーを制し、全欧3歳牡馬チャンピオンに輝いたワークフォース(牡4歳、父キングズベスト)が12月13日午前、来シーズンから種牡馬として繋養される安平町の社台スタリオンステーションに到着した。
同馬は2009年9月のデビュー戦を6馬身差で快勝。3戦目となった英ダービーでは後続に7馬身の差を付け、レコードタイムで圧勝した。秋の凱旋門賞ではナカヤマフェスタの追撃を凌ぎ優勝。史上6頭目となる同一年度の英ダービー、凱旋門賞制覇という偉業を成し遂げた。連覇を狙った今年のG1凱旋門賞を最後に現役引退。英仏通算9戦4勝の成績を残した。
同SSに英ダービー馬が繋養されるのは1992年の勝ち馬ドクターデヴィアス以来、凱旋門賞馬は96年のエリシオ以来のこと。ビッグネームの導入だけに、到着にはスタリオン関係者のほか、シンジケート会員、報道陣などが出迎えた。
馬運車から降りた同馬は、長旅の疲れも見せず元気いっぱい。初めて見る環境に動じることなく悠然と構え、報道陣の撮影にもキチッとポーズを決めた。
欧州2冠馬のスタッド入りに同SS事務局の徳武英介氏は「大型馬ですが、手先が軽くて動きも柔らかいですね。ダービーをレコードで制したスピード、ナカヤマフェスタを最後まで封じ込めた凱旋門賞でのパワーは、日本のクラシックディスタンスに合うと思います。社台グループでも良質の繁殖を用意してサポートするつもりです」と笑顔。530キロを超える雄大な馬体を誇るニューフェイスに期待を膨らませていた。
来春の種付料は350万円(受胎確認後支払、フリーリターン特約付)。エイシンフラッシュの父として知られるキングズベストの本邦初後継となることから軽種馬関係者の注目は高く、すでに多数の問い合わせが寄せられているという。

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