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全国青年部主催、吉田照哉氏の講演会開催

2011年12月11日 22時05分

日本全国の軽種馬生産振興会青年部組織で構成する日本軽種馬青年部連絡協議会は11月24日、社台ファーム代表の吉田照哉氏の講演会を札幌市の札幌全日空ホテルで開催した。
講演会は同協議会の事業のひとつ。当日は全国から若手軽種馬生産者など約80名が出席した。
「これからの生産界を生き抜くために」をテーマに講演を行った吉田氏は、凱旋門賞馬デインドリームの購入エピソード、新種牡馬ワークフォースへの期待、現在の日本と世界の競馬の比較、ノーザンテーストの思い出話、世界のサラブレッド市場を駆け回っていた頃の経験談などを披露。「私が若かった当時、優秀な種牡馬は日高におり、なかなか種付けできなかった。何とか種牡馬を当てようと購入を続け、やっと出てきたのがノーザンテーストだった」と打ち明けた。
現在、吉田氏が代表を務める社台スタリオンステーション関係種牡馬がリーディング上位を占める点については「ノーザンテースト以降、次の馬が出るまで買い続けた結果、サンデーサイレンスやトニービンが出た」と説明。種牡馬事業は「買って完結ではない。優秀な繁殖を準備するなど、成功させるための努力が必要」と力説した。
これからの生産界については「不安に思っているのは皆同じ。私も大丈夫かなと心配しながらここまできた。皆さんも私と同じ年齢になった時にそう感じるのでは」と激励。出席者たちに元気と勇気を与えた。
なお、当日は講演会前に同協議会の「第21回定期総会」を開催。会員や来賓など約30名が出席した総会では、本年度の事業報告や次年度の収支予算案などすべての議案が可決された。また、任期満了に伴う役員改選の結果、三好直樹会長の留任も決まった。

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