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第2回再生医療セミナー、開催される(新ひだか)

2011年12月04日 22時06分

愛・プロテクタスヘルス社主催による「幹細胞治療および再生医療セミナー」が11月18日、新ひだか町の静内ウエリントンホテルで開催された。
同セミナーは10月に続き2回目。今回は「プロテクタスヘルス社と臍帯血バンク事業および蹄葉炎の幹細胞治療例」をテーマに、約50人の軽種馬関係者が集まった。
セミナーにはジョン・ジェラルド・ニアリー駐日アイルランド大使も来場。「ブリーディングにおけるアイルランドと日本の優れた知識と情熱が、両国のさらなる協力の場を広げるものと確信しています」と、プロテクタスヘルス社が行う再生医療事業を、アイルランド政府もサポートしていることを訴えた。
講師を務めた(株)かわたカワタエクワインプラクティスの河田憲代表は、再生医療、幹細胞についての基礎的な事柄を解説。ウマにおける幹細胞の主な採取部分は「骨髄、脂肪、臍帯」の3つとし、その中でも臍帯は「出生時にへその緒の血を採取して冷凍保存するので、ウマへの負担が少なく、安全性も高く、必要な時にすぐ利用できる」と長所を並べた。
また、プロテクタスヘルス社のデイヴィッド・クリミンズ氏は、会社の事業内容や幹細胞治療例などを説明。「日本のカネヒキリ、米国のラヴァマンといった競走馬も再生治療後にレースに復帰した」と紹介した。
次回の第3回セミナーは12月7日(18時30分~19時30分)、新ひだか町の静内ウエリントンホテルで行われる。

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