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ファンタスティックライト、アルカセット、ルールオブローが輸出

2011年12月04日 22時06分

日高町のダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスで種牡馬生活を送っているファンタスティックライト(牡15歳、父ラーイ)、アルカセット(牡11歳、父キングマンボ)、ルールオブロー(牡10歳、父キングマンボ)の3頭が、欧州に輸出されることとなった。
ファンタスティックライトの競走成績は英仏米・UAE・日・香港・愛25戦12勝。2000年にG1マンノウォーS、G1香港Cを制覇し、同年のワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンに輝いた。01年はBCターフ、プリンスオブウェールズS、愛チャンピオンS、タタソールズゴールドCと英愛米の3カ国で4つのG1に優勝。2年連続でワールドチャンピオンに輝くとともに、欧州カルチェ賞の年度代表馬と最優秀古馬、米・エクリプス賞の芝牡馬チャンピオンに選出された。
02年に英豪で種牡馬入り。海外産駒からシンティロ(G1伊グランクリテリウム)、ミッションクリティカル(G1ワイカトRCインタナショナルS)、ジャリスコライト(G3京成杯)の重賞勝ち馬を送り出した。日本では07年から供用開始。産駒は2世代で134頭がデビューし、55頭が勝ち上がっている。07年は150頭の種付頭数を記録したが、5シーズン目の今年は14頭にまで落ち込んでいた。
アルカセットの競走成績は英日仏16戦6勝。05年のG1ジャパンCをレコードタイムで制したほか、G1サンクルー大賞典など重賞3勝を挙げた。
同馬は06年に同SC初の繋養種牡馬として供用を開始。これまでに3世代で201頭がデビューし、88頭が勝利を挙げている。キングマンボの後継として人気が高く、供用初年度の183頭を最高に3年連続で100頭以上の種付頭数を記録していたが、今年は17頭と伸び悩んでいた。
ルールオブローは04年の英セントレジャー優勝馬。G1英ダービーでも2着になるなど欧州トップホースとして活躍し、英愛9戦4勝の成績を収めた。
現役引退後の07年に同SCで種牡馬入り。昨年は2歳新種牡馬の初勝ちを記録するなど、これまでに2世代がデビューし、89頭の出走馬で39勝を挙げている。過去4年は100頭前後の種付頭数で推移していたが、今シーズンは23頭だった。
同馬は来シーズンから愛国のケドラーハウススタッドで繋養。同スタッドからオファーがあり、新天地で種牡馬生活を続ける。なお、ファンタスティックライトとアルカセットの去就は未定という。
3頭は出国検疫のため11月24日に新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場へ移動。検疫明けの12月2日に成田国際空港から英国へ出国した。
ダーレー・ジャパン(株)の加治屋正太郎ノミネーションマネージャーは「これまで3頭の種牡馬たちを支えてくださいました方々に深謝いたします。新たな地での活躍に期待したいと思います」と、異国の地での幸せを祈っていた。
(※成績は11月30日現在)

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