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札幌馬主協会の「馬産地懇談会」開催

2011年12月04日 22時06分

新ひだか町の静内ウエリントンホテルで11月16日、札幌馬主協会が主催する「第8回馬産地懇談会」が開催され、出席した約100名の会員や軽種馬関係者が、講演や懇親会で交流を深めた。
同馬主協会はJRA馬主団体のひとつ。会員の約7割が軽種馬生産者であることから、2002年から日高管内で講演会を含めた懇談会を開催している。
懇談会で同馬主協会の岩本允会長は「日本の競走馬の80%は会員の方々が提供し、競馬を盛り上げてきた。これからも強い馬をつくり、日本の競馬を支えていただきたい」と挨拶。馬産地へエールを送った。
講演会では海外競馬解説者の合田直弘氏が「世界の競走馬市場における新トレンド」と題して講演。合田氏はエリザベス女王杯を連覇したスノーフェアリーのエピソードを交えながら、世界のサラブレッド市場の現状と将来を語った。
その中で合田氏は世界の生産頭数について説明。「日本に限らず、欧米でもここ2年は大幅に減少。一般消費の落ち込みが影響している」とした。一方で、今年の欧米主要市場では、カザフスタンやカタールといった新たなオーナーの外資が市場を支えたと解説。今後は新興国にも注目する必要性を訴えた。
講演会終了後は会場を移し、懇親会を開催。下河辺俊行副会長の「講演会の話をこれからの馬づくりに役立てていきたい。皆さんの生産馬が世界のG1に勝てるよう頑張っていきましょう」という乾杯の挨拶でスタートし、終始和やかな雰囲気で懇親会は終幕した。

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