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HBA「創立50周年記念式典」開催、半世紀の節目を祝う

2011年11月20日 21時57分

今年2月に創立50年の節目を迎えたHBA日高軽種馬農協の「創立50周年を祝う会」が11月9日、新ひだか町の静内ウエリントンホテルで開催された。式典には橋本聖子参議院議員や日高管内の各町長、JBBA日本軽種馬協会、JRA日本中央競馬会、HBA歴代理事や職員OBといった来賓、関係者が約150名出席。半世紀の節目を祝うとともに馬産地の更なる発展を誓った。
HBAは1961年2月に設立認可された軽種馬生産に関する専門農協。初代組合長は鎌田三郎氏(故人)が務めた。前年度で停止した種牡馬事業では、テスコボーイ、トウショウボーイ、エルシドなどの種牡馬を繋養。数多くの活躍馬を送り出し、日本競馬の発展に寄与した。現在は市場・販売促進・診療・生産対策などの事業を展開。世界に通用する強い馬づくりのために尽力している。
式典では荒木正博HBA組合長が「創立50周年にあたり、これまで軽種馬産業の発展と当組合の業務遂行に協力いただいた組合員並びに関係各位に感謝申し上げます」と挨拶。「現在、競馬を取り巻く環境は厳しく、当組合も経営の効率化が迫られておりますが、日高産馬の海外G1制覇、市場での海外購買者の増加など明るい話題もあります。今後も強い馬づくりと軽種馬生産の発展のため、組合運営に鋭意努力していきます」と決意を新たにした。
続いて歴代の組合長を表彰。親族や関係者に荒木組合長から感謝状と記念品が贈られた。
来賓の北村健日高振興局局長は「軽種馬生産が日高の基幹産業になったことは、歴代の組合長や組合員、役職員の努力の賜物。これからも軽種馬生産振興のため、一層のご尽力をお願い申し上げます」と祝辞。また、土川健之JRA理事長から「貴組合のリーダーシップの下、生産界は目覚しい発展を遂げてきました。わが国の競馬が国際的に高い評価を得られるようになったのは、生産界が一丸となって取り組んだ結果」、河野洋平JBBA会長から「わずか半世紀で国際競争力をもった強い馬づくりを成しえた生産者の努力は敬服するばかり。生産者が安心して強い馬づくりに邁進できる環境を整えるため、当協会も努力を続けていきたい」と祝福のメッセージが届けられた。
新冠町長で日高町村会の小竹國昭会長の乾杯で始まった祝宴では、50年の歴史を振り返るスライドを上映。地元音楽サークル芙蓉会の琴と尺八の演奏も行われ、祝賀ムードを盛り上げた。
出席者は懐かしい顔との再会や昔話で50年の歴史を回顧。宴たけなわのなか、最後は中山一寿日高軽種馬振興会連絡協議会会長の万歳三唱で締めくくった。

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