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英国の鞭使用ルール、騎手の声受けて見直される

2011年10月30日 21時56分

英国競馬統括機関(BHA)は10/21、英国内で10/10に導入されたばかりの鞭使用についてのルールを見直した。問題となっていたルールは平地競走でレース中に使える鞭の使用回数を合計7回までとし、最後の1ハロンでは5回以内に制限(障害競走ではレース中8回以内、最終障害飛越後に5回以内)して、違反した場合には最低5日間以上の騎乗停止に加えて、騎乗料や賞金も没収するという厳しいもの。施行後わずか10日間で、トップジョッキーのリチャード・ヒューズなど、このルールに抵触する騎手が21人も出る事態となり、騎手側はストライキも辞さない構えでBHAにルールの見直しを求めていた。21日にBHAが発表した改定案はレース全体の鞭使用制限回数はそのままだが、平地では最後の1ハロン、障害では最終障害飛越後の使用回数制限を撤廃。違反した際の騎乗料没収の規定はなくなり、賞金も騎乗停止期間が7日以上の場合にのみ没収されることになった。新ルールは騎手側に譲歩したものになっているが、不満が完全に解消されたわけではなく、騎手側は引き続いてBHAとの交渉を続けていくとしている。

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