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アンクルモーの復活なるか

2011年10月30日 21時56分

【BCクラシック】
昨年の米最優秀2歳牡馬アンクルモーの復活に期待が集まる。昨年はデビューから3連勝でG1BCジュヴェナイルに優勝。G1ケンタッキーダービーの最有力候補となった。しかし、今年2戦目のG1ウッドメモリアルSで3着に敗れると、内臓疾患が見つかって三冠を全て回避。復帰戦となった8月のG1キングズビショップSは2着に終わったが、一叩きされた前走のG2ケルソHをあっさりと逃げ切った。素質馬が確かな復調気配を見せて、大一番に挑む。
ハヴルドグレースは一昨年のゼニヤッタに続く、史上2頭目となる牝馬による優勝を目指す。今季は6戦5勝。敗れたG2デラウェアHも昨年の米最優秀3歳牝馬ブラインドラックのハナ差2着と連対を外していない。前走のG1ベルデーム招待Sも8馬身1/4差で制して充実度は一番。既にG1ウッドワードSでは牡馬相手に快勝しており、混合戦でも実力上位の存在だ。
G1ジョッキークラブゴールドカップSを快勝したのがフラットアウト。脚部不安で長期休養を余儀なくされたが、今年7月のG2サバーバンHを圧勝して重賞初制覇。G1ウッドワードSではハヴルドグレースの2着に終わったが、当時から1ハロンの距離延長は追い風。逆転の可能性を秘める。
アンクルモーと同オーナー、同厩舎のステイサースティはG1トラヴァーズSを勝った。古馬初対戦となったG1ジョッキークラブゴールドカップSではフラットアウトの3着に敗れたが、これは不良馬場に泣いたもの。良馬場で変わり身を見せる。
欧州勢のエースとして渡米するソーユーシンクの課題は初ダートと体調の維持。陣営はスピードのある先行馬である点にダート克服の期待をかけている。10/2の仏G1凱旋門賞から中1週でG1英チャンピオンS、そして今回は長距離輸送を行っての中2週という臨戦過程も決して楽ではないが、G1・8勝の実力は侮れない。
トゥオナーアンドサーヴはG2ペンシルヴェニアダービーを早目先頭から押し切って優勝。今年のG1ベルモントS優勝馬ルーラーオンアイスを一蹴した。上り調子の3歳馬が勢いに乗って参戦する。
過去2度の米最優秀芝牡馬タイトルを受賞するジオポンティはG1BCクラシックを第1希望としたが、最終的には第2希望のG1BCマイルに回る公算が大きい。

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