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幹細胞治療と再生医療セミナー、開催される

2011年10月26日 10時15分

新ひだか町の静内ウエリントンホテルで10月6日、馬の臍帯血冷凍保存(臍帯血バンク)を業務とするプロテクタスヘルス社主催の「第1回幹細胞治療および再生医療セミナー」が開催された。
セミナーには約50名の軽種馬関係者が出席。第1回は「再生医療および幹細胞について」と「屈腱炎の幹細胞治療の実例」をテーマに、㈱かわたカワタエクワインプラクティスの河田憲獣医師が講演を行った。
再生医療とは損傷を受けた生体機能を細胞などを用いて復元させる医療。幹細胞は多分化能や自己複製能を持つ細胞。幹細胞を用いた馬での再生医療は、屈腱炎や繋靭帯炎、骨折、ボーンシスト、蹄葉炎などに実例があり、近年ではカネヒキリやアンライバルドらが屈腱炎から再起を果たしたことで注目されるようになった。
河田獣医師は自ら手掛けた屈腱炎の幹細胞治療例をスライドを交えて説明。「屈腱炎の幹細胞治療は始まったばかり。これから皆で育てていけば、日本の競馬の発展に繋がっていく」と訴えた。
セミナーは今後、11月18日に「世界で行われている幹細胞治療の症例」、12月7日に「臍帯血保存の実際」をテーマに開催。場所は新ひだか町の静内ウエリントンホテルで、時間は18時30分から19時30分となっている。

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