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3歳牝馬デインドリームが圧勝、日本馬2頭は10、11着に敗れる

2011年10月10日 21時26分

凱旋門賞(仏G1)
10/2 ロンシャン 3歳以上牡牝
芝2400m(右)bon(稍良)16頭レコード2:24.49
勝ち馬成績
2歳時 5戦1勝、3歳時 7戦4勝
通算成績12戦5勝(主な勝ち鞍)凱旋門賞(仏G1)、バーデン大賞(独G1)、ベルリン大賞(独G1)、伊オークス(伊G2)
・オーナー/ブルクエーベルシュタイン牧場
&吉田照哉
・調教師/P.シールゲン
・生産者/ブルメルホフ牧場
・騎手/A.シュタルケ
中団の内でレースを進めた3歳牝馬デインドリーム(11人気、単勝28倍)がゴール前200mで抜け出して5馬身差の圧勝。10万ユーロ(約1050万円)の追加登録料を支払っての参戦を実らせ、1975年のスターアピール以来、史上2頭目のドイツ調教馬による優勝を果たした。勝ちタイムの2分24秒49は1997年のパントレセレブルUSA(2分24秒6)を上回るレースレコードとなった。2着に先行して粘ったシャレタ。3着にスノーフェアリーIREが入って上位を牝馬が独占した。4着に馬群後方から追い込んだG1愛チャンピオンSの勝ち馬ソーユーシンク。G2フォワ賞を制して1番人気に推されたサラフィナは7着まで追い上げるのが精一杯だった。G2フォワ賞でサラフィナの2着に入り、5番人気の支持を受けたヒルノダムールは5番手から直線で伸びを欠いて10着。昨年2着の雪辱を期したナカヤマフェスタは11着。昨年の覇者ワークフォースは12着に終わった。
欧州2400m路線の頂点に立ったデインドリームは1991年の独年度代表馬で、2001年には独リーディングサイアーに輝いたロミタス(2010年8月に死亡)の産駒。昨年6月に独バーデンバーデンセールズ社主催の2歳トレーニングセールにて9000ユーロ(当時のレートで約100万円)で落札され、ドイツのペーター・シールゲン厩舎に入厩。2歳時は5戦1勝と平凡な成績だったが、徐々に力をつけ今年5月のG2伊オークスで重賞初制覇を果たし、7月には古馬相手となった独G1ベルリン大賞を5馬身差で快勝。続く9月の前走独G1バーデン大賞も6馬身差で楽勝すると、G1凱旋門賞を前にして社台ファーム代表・吉田照哉氏に半分の権利が譲渡されていた。次走の候補には11/4の米G1BCフィリー&メアターフ(チャーチルダウンズ、芝11ハロン)、11/5のG1BCターフ(同、芝12ハロン)、11/27のG1ジャパンC(東京、芝2400m)が挙がっている。なお、独リーディングトレーナー3回のシールゲン師(46歳)と独リーディングジョッキー5回のアンドレアス・シュタルケ騎手(37歳)はともにG1凱旋門賞初勝利。

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