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JRA購買馬が日高・宮崎育成牧場へ移動

2011年09月19日 21時21分

JRA日本中央競馬会がHBA日高軽種馬農協主催のサマーセールで購買した1歳馬が9月10、14、15日、宮崎県のJRA宮崎育成牧場と浦河町のJRA日高育成牧場へ移動した。
JRAはサマーセールにおいて1071万円を最高に55頭(牡21頭、牝34頭)を総額2億6218万5000円で購買。55頭のうち14頭(牡6頭、牝8頭)が宮崎育成牧場へ、41頭(牡15頭、牝26頭)が日高育成牧場へ振り分けられることになった。
宮崎育成牧場への移動は10日に実施。新ひだか町の北海道市場に集まった14頭は、マイクロチップ検査などを受けた後、3台の馬運車に分乗して南国の地へ旅立った。同牧場では温暖な気候を活かした育成が行われる。
日高育成牧場への移動は14、15日に実施された。14日は牡馬、15日は牝馬で、それぞれ午前、午後の2回に分けて入厩。JRA職員によるマイクロチップ検査、馬体重の測定、歩様検査などを済ますとパドックへ放牧された。1500ヘクタール余りの広大な敷地を持つ同牧場では様々な調教施設で多彩な調教が行われる。
両育成牧場に入厩した55頭はJRA育成馬として育成調教を開始。来年4月のJRAブリーズアップセールに上場される。また、JRA育成馬で生産育成研究や生産育成技術の開発を行い、その成果を普及、啓蒙することにより、生産育成分野のレベルアップに取り組んでいく。
今年のJRAブリーズアップセールで売却された2歳馬はすでに、G3新潟2歳Sを制したモンストールを筆頭に7頭で10勝を記録。即戦力として結果を出し、JRAの育成技術の高さを証明している。愛馬をJRAに引き渡した生産者は「順調に育って来年のブリーズアップセールで元気な姿を見せてほしい」と楽しみにしていた。(成績は9月11日現在)

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