ニュース

中央 その他

「HBAサマーセール」開催、20億円超を売上げ

2011年09月14日 10時14分

HBA日高軽種馬農協主催の北海道市場「サマーセール/サラブレッド1歳」が9月5日から9日までの5日間、新ひだか町の北海道市場で開催された。5日間で合わせて1209頭(牡644頭、牝565頭)の若駒が上場され、519頭(牡319頭、牝200頭)を売却。売却総額は前年比4567万5000円アップの20億2723万5000円、売却率は同2.27ポイントアップの42.93%、平均価格は同23万828円ダウンの390万6040円で、売却総額、売却率とも過去10年で最高の数字を記録したが、平均価格は400万円を切り、過去10年で最低の金額となった。
最高価格は1日目に上場されたステイゴールド産駒のプライムオブユース2010(牡、販売申込者/日高町・㈲日高大洋牧場)で1806万円。活発な競り合いの末、新冠町の(有)ビッグレッドファームが落札した。以下、クリノトップレディの2010(牡、父フジキセキ)が1701万円、カロリーナローズ2010(牡、父フジキセキ)が1627万5000円と続き、牝馬ではレオティアラ2010(牝、父アドマイヤムーン)が1207万5000円で最高値となった。
団体ではJRA日本中央競馬会が55頭を総額2億6218万5000円で購買。さらに東京都馬主会が10頭を総額3318万円で、石川県馬主協会が3頭を総額1113万円で購買した。ほか、研修旅行で北海道市場を訪れた京都馬主協会、東京馬主協会の会員も個人でセリに参戦。海外からはシンガポールのバイヤーが11頭を総額4399万5000円で購買した。
また、初日には全国の高等学校で唯一、軽種馬生産を手掛ける新ひだか町の北海道静内農業高校が、生産馬の杏星(あんず、牝、父フォーティナイナーズサン)を上場。94万5000円で競り落とされると、見守っていた生徒や教員ら関係者は喜びの笑顔を見せていた。
JRA札幌競馬場のアジアウィークに日程を合わせ、例年より2週遅い9月開催となったサマーセール。台風の影響で4日間が悪天候の中での開催となったが、目標だった売上総額20億円をクリアした。荒木正博HBA組合長は「生産者、関係者が努力した結果が購買につながり、昨年を上回る成果が出た。皆様に感謝したい」と安堵。「100点満点で87~88点」と評価した。

ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外
 

上へ