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荒尾競馬廃止へ、83年の歴史に幕

2011年09月14日 10時13分

熊本県の荒尾競馬を運営する荒尾競馬組合管理者の前畑淳治荒尾市長は9月5日、本年度限りで荒尾競馬を廃止することを発表した。
同競馬は1928年に開設。現存の地方競馬では83年という最も長い歴史を持つ。地域経済を支え、最盛期の92年度には約159億円を売り上げたが、98年度から赤字が続き、累積赤字は約13億6000万円に上っていた。
荒尾市では「競馬事業の将来に向けた見通し」「市財政への影響」「市民の意見」「競馬関係者の意見、実態」などを総合的に判断した結果、廃止の道を選択。「まさに断腸の思い」と理解を求めた。
廃止の決定が馬産地へ影響することは必至。軽種馬関係者は「競走馬の売り先が減る」「経営が苦しい他地区の地方競馬へ波及する恐れがある」と不安を募らせている。

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