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「中国の馬事情」についての講演会、開催(浦河)

2011年09月14日 10時13分

浦河町の浦河ウエリントンホテルで9月1日、中国への軽種馬輸出など、日高の畜産振興の将来を考える「北海道農業と海外事情について」と題した講演会が、ひだか東農協の主催で開催された。
講演会には軽種馬生産者や生産農家など約300人が参加。中国の競馬事情に詳しい(有)ブリッジインターナショナルの高橋寛代表が「中国競馬の現状とこれから」について、東大大学院農学生命科学研究科の本間正義教授が「北海道畜産のグローバル化対応」をテーマに講演した。
高橋代表は中国の競馬事情をスライドを交えながら紹介。昨年10月にトライアルでレースが行われた武漢競馬場については、周りにレストラン、ゴルフ場、ホテルなどが立ち並び、「複合娯楽施設の中に競馬場がある」と説明した。また、「サラブレッドの頭数はまだ足りない。中国の経済発展が続く限り、今後も日本馬に対する需要が増えると考えられる」と話した。
一方、本間教授は北海道畜産物の輸出における課題、中国への軽種馬輸出を含めた復興策、農家と農協との共同事業の企業化、後継者問題などについて言及。「世界をマーケットにするには、生産者の立場を超えて売るための手段を考える必要がある」とアドバイスした。

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