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「夏休み牧場で働こう体験会」を開催、牧場就業促進事務局

2011年08月28日 22時30分

JBBA日本軽種馬協会、BTC軽種馬育成調教センター、TTDA競走馬育成協会など5団体で組織する牧場就業促進事務局は、8月21日から26日までの5泊6日の日程で「夏休み牧場で働こう体験会」を開催した。
この体験会は中・高・大学生向けに、競走馬の生産育成の拠点、浦河町や新ひだか町などにおいて実施。実際に牧場の仕事を体験したり、乗馬体験、BTCやJBBAの施設見学、専門家による講義、軽種馬関係者との懇親会を通して、競走馬を作り育てる仕事への理解を深めてもらおうというもの。慢性的な人手不足に悩む牧場への就業促進や、強い馬づくりに欠かせない優秀な人材の育成に向け、初めて企画された。
同事務局が運営する「BOKUJOB」公式サイトやJRAホームページ、7月にJRA東京競馬場で開催した「牧場で働こうフェアin東京競馬場2011」などでこの体験会への参加を呼び掛けたところ、本州や遠くは九州の中学3年生から大学4年生までの男女15名が参加。一行は21日に北海道入りし、22日から牧場での就業体験をスタートした。
牧場就業体験は3人1組の5班に分かれ、様似・浦河町の5牧場で実施。22日は午前中の厩舎作業などを、23日は各受け入れ先の牧場に宿泊し、1日を通して牧場の仕事に汗を流した。
15名はほとんどが未体験者。初めて厩舎作業をした参加者の一人は「大変ですが馬のためを思えば苦になりません。いろいろ吸収して将来は調教師になりたいです」と慣れない作業に悪戦苦闘しながらも懸命に取り組んでいた。
体験会ではこのほか、BTCの育成調教技術者養成研修の体験入学会への参加や、新ひだか町のJBBA静内種馬場、安平町の社台スタリオンステーションなどを見学。馬づくめの6日間となった。
事務局では「初めての試みでしたが、予想を超える申し込みがありました。皆やる気に満ち溢れていて好感が持てました。参加者の受け入れ牧場をはじめ、協力していただいた関係者には感謝しています。改善しながら来年以降も続けていければ」と話していた。

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