英国競馬統轄機構(BHA)とエイントリー競馬場は8/15、世界で最も苛酷な障害競走と言われるグランドナショナル大障害(芝36ハロン、障害数30)の障害の見直しを発表した。これは今年4月に行われたグランドナショナル大障害で2頭が予後不良となり、安全性を疑問視する声が強まったことを受けての措置。踏切面に比べて着地面が極端に低くなっていることから難関とされる第6障害(2周目の第22障害)「ビーチャーズブルック」の高低差を最大12.5cm減らして25cm以内に変更、第1障害(第17障害)の踏切面と着地面の高低差の縮小、第4障害(第20障害)の高さを5cm低くするなどの対策をとり、事故の減少をめざすとしている。