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2冠馬セイウンスカイが死亡

2011年08月21日 21時04分

1998年のG1皐月賞、G1菊花賞を制した2冠馬セイウンスカイ(牡16歳、父シェリフズスター)が8月16日未明、繋養先だった日高町の西山牧場で、心臓発作のため死亡した。16日午前4時頃、従業員が馬房で倒れている同馬を発見。暴れた際に頭部を強打したようで、ほぼ即死の状態だったという。
セイウンスカイはスペシャルウィーク、エルコンドルパサー、グラスワンダー、キングヘイロー、エアジハードらと同期。デビュー2連勝を飾り、4戦目の皐月賞を2番手から抜け出し優勝。G1ダービーは4着に敗れたが、古馬初対戦となったG2京都大賞典を逃げ切ると、続く菊花賞を世界レコードで逃げ切って2冠を達成した。古馬になってからはG2日経賞とG2札幌記念を制覇。通算13戦7勝の成績を収めた。
現役引退後の2002年に新ひだか町(当時静内町)のアロースタッドで種牡馬入り。07年シーズン終了後に生まれ故郷である西山牧場へ移動していた。その後は種牡馬登録を継続していたが種付けは行わず、事実上種牡馬を引退。功労馬として余生を送っていた。主な産駒にニシノプライド(JRA4勝)、マイヨール(JRA3勝)がいる。
同牧場の西山茂行社長は「想い出の多い馬でした。競馬が大好きでも馬運の弱かった父の西山正行を最後に皐月賞の表彰台にあげてくれたことが最大の想い出と感謝です」とコメントを発表。遺骨は牧場内の馬頭観音の横に埋葬された。後日、同馬の功績を讃え墓石が建立される。

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