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アドマイヤムーンが2歳新種牡馬の重賞初勝ち

2011年08月14日 21時50分

8月7日に函館競馬場で行われた今年最初のJRA2歳重賞競走、G3函館2歳Sにおいて、アドマイヤムーン産駒のファインチョイス(牝2歳、栗東・領家政蔵厩舎)が優勝。今年、初年度産駒をデビューさせた2歳新種牡馬のアドマイヤムーン(牡8歳、父エンドスウィープ)は、早くも重賞勝ち馬の父となった。新種牡馬産駒が2歳最初の重賞を制するのは、1994年のG3札幌3歳S(プライムステージ)のサンデーサイレンス、2004年のG3函館2歳S(アンブロワーズ)のフレンチデピュティ、08年のG3函館2歳S(フィフスペトル)のキングカメハメハ以来の快挙。名サイアーの種牡馬デビュー時に肩を並べ、馬産地でも評価が高まっている。
アドマイヤムーンは03年のセレクトセールにおいて1680万円で売却された市場取引馬。現役時代はドバイデューティフリー、ジャパンC、宝塚記念と3つのG1を含め重賞8勝を挙げ、07年にはJRA年度代表馬に輝いた。
現役引退後の08年に日高町のダーレー・ジャパン スタリオン コンプレックスで種牡馬入り。供用初年度は138頭に種付けし、100頭が血統登録されている。すでにJRAでは12頭がデビューし、3頭で4勝をマーク。2歳リーディングサイアー争いでは、同じ新種牡馬のダイワメジャーらを抑え首位に立っている。
ダーレー・ジャパン(株)の加治屋正太郎ノミネーションマネージャーは「ファインチョイスの関係者にはお喜び申し上げます。アドマイヤムーン産駒は多くの方々に期待されておりましたので、まずは世代最初の重賞制覇という最高のスタートを切れたことを嬉しく思います。この勢いのまま更なる成功を収めていってほしいですね」と笑顔。初年度産駒からの重賞制覇に声を弾ませていた。
同コンプレックス繋養種牡馬はほかにも、本邦初年度産駒が2歳デビューを迎えたストーミングホーム(牡13歳、父マキアヴェリアン)が、8月6日の函館2Rでのサドンストーム(牡2歳、栗東・西浦勝一厩舎)でJRA初勝利を記録。新種牡馬陣が2歳戦から素晴らしい活躍を見せている。(※成績は8月7日現在)

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