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南相馬市から被災馬9頭が日高町へ避難

2011年08月14日 21時50分

東日本大震災や福島第一原子力発電所の事故で被災したサラブレッド9頭が8月9日朝、避難先となる日高町の法理牧場に到着した。
避難してきたのは南相馬市の伝統行事「相馬野馬追」用に飼養されていた9頭。この中にはメジロマイヤー(G3きさらぎ賞)、グラスワールド(G3ダービー卿チャレンジT)といった重賞ウイナーも含まれている。日高町は南相馬市と全国市町村ホースサミット連絡協議会を通じて交流があることから、4月に被災馬の受け入れを表明していた。
9頭は8日に被曝の検査を受けた後、2台の馬運車で南相馬市を出発。青森からフェリーで函館に渡り、翌9日の午前9時前に受け入れ先へ到着した。
到着後にも放射線量を測定。安全が確認されると用意された馬房へ向かった。費用はダーレー・ジャパン(株)などから日高町に寄付された義援金を充当。受け入れ期間は来年5月末までとなっている。
出迎えた三輪茂日高町長は「無事着いて安心しました。馬をお預かりしている間、復興のために頑張ってほしいです」とホッとした様子。今後も希望があれば被災馬を受け入れていくという。

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