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「HBAセレクションセール」開催、2日間で18億円を売上げ

2011年07月24日 22時32分

HBA日高軽種馬農協が主催する「セレクションセール/サラブレッド1歳」が7月18、19日、新ひだか町の北海道市場で開催された。2日間で360頭(牡231頭、牝129頭)が上場され、201頭(牡141頭、牝60頭)を売却。売却総額は18億4317万円、売却率は55.83%、平均価格は917万円だった。昨年の1歳セールと比較すると総額では3億円余り増加したが、売却率は1.72ポイント、平均価格は約170万円減少。厳しい結果に終わった。
最高価格となったのはマンハッタンカフェ産駒のプリンス(牡、母トゥインクルレイン、販売申込者/新ひだか町・松本牧場)で2520万円。活発な競り合いの末、“テイエム”の冠名で知られる鹿児島県の竹園正継氏が購買した。以下、ダンジグジョイの2010(牡、父ステイゴールド)が2257万5000円、ダイワデリカシーの22(牡、父アドマイヤムーン)が2110万5000円と続き、2000万円以上はわずか3頭。牝馬ではムレイニーの2010(牝、父シンボリクリスエス)が1627万5000円で最高だった。
種牡馬別では、16頭が総額1億7482万5000円で売却されたネオユニヴァースがトップ。2位はアドマイヤムーン、3位はクロフネとなった。バイヤーでは、14頭を総額1億4521万5000円で購買したJRA日本中央競馬会がトップ。以下、田邊正明氏、竹園正継氏と個人購買者が続いた。また、豪州やシンガポールからの海外バイヤーも積極的にセリに参加。2日間で4頭を落札した。
今年は当初予定されていた当歳セールが、申込頭数の減少により中止となったため、初の2日間開催となった1歳セール。初日は売却率が60%を超える好調ぶりを見せたが、2日目は購買者が減ったこともあり伸び悩んだ。
荒木正博HBA組合長は「今年は600頭を超える申し込みがあり380頭選んだが、来年は20~30頭ほど減らして2日間で開催したい。急遽実施した前週展示も購買者から好評だったので継続したい」と今年のスタイルを支持。恒例となった採点は「20億円を目標にしていたが2億円ほど届かなかった。80点を合格点とすると78~79点くらいではないか」と渋い顔をしていた。

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