ニュース

中央 その他

オグリキャップの馬像完成、一周忌に除幕式

2011年07月10日 23時38分

1980年代後半に競馬ブームを巻き起こし、“芦毛の怪物”と称されたオグリキャップ(牡、父ダンシングキャップ、享年25歳)の等身大の馬像が完成し、一周忌となった7月3日、新冠町の優駿メモリアルパークで除幕式が行われた。
馬像建立は関係者が、同馬の雄姿を後世に残そうと馬像建立委員会を設立。昨年12月からJRAなどと協力して募金活動を行ったところ、5月末までに1274人から2830万円余りが集まった。
馬像は白銅を使い芦毛を表現。中山競馬場のハイセイコー像を手掛けた、彫刻家の後藤信夫氏が製作した。
除幕式には同馬の関係者や土川健之JRA理事長、橋本聖子参議院議員、一般ファンなど約500名が出席。土川理事長は「馬像の前で目を閉じると平成2年のラストランの有馬記念がよみがえってきます。馬像とともにオグリキャップの物語は永遠に語り継がれるでしょう」と完成を祝った。
会場では現役時代の写真、種牡馬時代の写真、蹄鉄、馬服といった所縁の品や、「夢と感動をありがとう」「会えて本当に良かった」など、募金とともにファンから贈られたメッセージを展示。馬像の前では記念撮影をする人、墓石の前で手を合わせて生前の活躍を偲ぶファンなど、それぞれがオグリキャップとの思い出に浸っていた。

ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外
 

上へ