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シャトル種牡馬が南半球へ向け出国

2011年07月03日 23時07分

新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場に繋養されていたストラヴィンスキー(牡15歳、父ヌレエフ)と、安平町の社台スタリオンステーション繋養のスニッツェル(牡9歳、父リダウツチョイス)、浦河町のイーストスタッド繋養のスタチューオブリバティ(牡11歳、父ストームキャット)の3頭が6月28日早朝、シャトル種牡馬として供用される南半球へ向け出国した。
ストラヴィンスキーはジュライC、ナンソープSと英G1を連勝した1999年の全欧チャンピオンスプリンター。2000年から米・NZで種牡馬入りすると、両国の2歳新種牡馬チャンピオンに輝くなど、産駒は世界中で活躍し、これまでに英仏豪・NZでGⅠウイナーを送り出している。
日本では06年から供用開始。本邦初産駒は09年にデビューし、JRA2歳新種牡馬ランキングで4位となった。南半球での人気は高く、来日後も豪・NZでシャトル供用されており、今回は2年ぶりのシャトルとなる。
南半球での繋養場所はNZ・ケンブリッジスタッド。現地での種付料は2万5000NZドル(約160万円)で、すでに100頭以上の申し込みがあるという。
07年の初来日以来2度目のシーズンを過ごしたスニッツェルは、豪スプリントG1優勝馬。初年度産駒は昨シーズン、南北両半球でデビューし、豪州では2歳新種牡馬ランキング第2位、日本では同4位(JRA)と好発進を切った。
豪州ではアローフィールドスタッドに繋養。種付料は2万7500豪ドル(約240万円)に設定されている。豪チャンピオンサイアーの父リダウツチョイスの後継として人気は高い。
スタチューオブリバティは半兄にレモンドロップキッド、いとこにエーピーインディ、サマースコールを持つ“世界的超良血”。昨シーズンは豪州での初年度産駒のヘイリストが豪G1を制覇し、種牡馬としての地位を築いている。
本邦初産駒は今年デビュー。産駒は5月のトレーニングセールでも高値で取引されており、関係者の期待は大きい。
繋養先は豪・イライザパークスタッド。種付料は1万7600豪ドル(約150万円)に設定された。
3頭は欧州経由で南半球入り。8月初旬には各繋養牧場へ移動する。

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