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新種牡馬カネヒキリが種付休止

2011年06月19日 23時31分

今シーズンから新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬生活を送っているカネヒキリ(牡9歳、父フジキセキ)が6月1日、網嚢孔(もうのうこう)ヘルニアの手術を受けたため、シーズン残りの種付業務を休止することになった。
同馬は1日早朝、疝痛を発症。直ちに新ひだか町の日高地区農業共済組合三石家畜診療センターへ搬送された。診断の結果、小腸の一部が肝臓嚢にある網嚢孔に入り込む網嚢孔ヘルニアと判明。開腹手術が施された。
幸いにも早期発見だったため腸の切除は回避。術後の経過も良好だが、1カ月程度の療養が必要であることから、同馬を所有するカネヒキリ会役員らで協議し、今シーズンの残りの種付業務を休業することが決まった。なお、来シーズン以降の種付けに関しては「支障はない」(同SS関係者)という。
屈腱炎から奇跡の復活を果たし、ジャパンCダート(2回)、フェブラリーSなど、ダートG1・7勝を挙げた同馬は今春、同SSで種牡馬入り。そのレース成績と類まれな精神力、雄大な馬格が人気を呼び、今シーズンは約170頭の種付頭数を記録している。

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