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フジキセキがJRA勝利数、内国産種牡馬トップに

2011年05月15日 22時03分

5月7日の新潟12Rで、フジキセキ産駒のチャームポット(牝5歳、栗東・南井克巳厩舎)が勝ち、フジキセキ(牡19歳、父サンデーサイレンス)はJRA通算勝利数で内国産種牡馬トップ、歴代では単独7位となる1136勝目を挙げた。
同馬は不世出の大種牡馬サンデーサイレンスの初年度産駒。現役時代はG1朝日杯3歳S、G2弥生賞など4戦全勝の成績を残した。
1995年に社台スタリオンステーションで種牡馬入り。これまでにカネヒキリ(ジャパンCダート2回)、キンシャサノキセキ(高松宮記念2回)、ダノンシャンティ(NHKマイルC)といったG1ウイナーを含め、初年度産駒から13世代連続で重賞勝ち馬を送り出しているほか、種牡馬総合ランキングでは昨年まで11年連続トップ10入り、4度のJRA年間100勝など、内国産種牡馬の代表格として生産界を牽引している。
1136勝は初産駒デビューから14シーズン目で到達。トサミドリが75年までに刻んだ記録を36年ぶりに塗り替えた。
同SSでは同じ95年に種牡馬入りし、内国産種牡馬として活躍したサクラバクシンオーが急死した後だけに喜びもひとしお。「本馬もサンデーサイレンスの“長男”としての重責を果たした思いでしょう。後継もいますので、これからはフジキセキ系を確立してほしいですね」と快挙を讃えていた。
なお、同馬の昨年までの国内での総種付頭数は2889頭。サラブレッドでは国内歴代トップで、軽種馬ではタガミホマレの2909頭に次ぐ歴代2位の数字を残している。こちらの記録更新にも期待が懸かるが、今シーズンは種付業務を休止中。「早ければシーズン後半、もしくは来シーズンには再開できると思います」と話していた。

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