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コスモバルクが門別競馬場でお披露目

2011年05月15日 22時03分

ホッカイドウ競馬の重賞「第1回コスモバルク記念」が行われた5月5日、同競馬出身のコスモバルク(牡10歳、父ザグレブ)が、門別競馬場でファンにお披露目された。
同馬はホッカイドウ競馬が導入した認定厩舎制度の適用第1号馬。同競馬所属のままG2弥生賞、G2セントライト記念、G3ラジオたんぱ杯2歳Sに優勝、G1皐月賞2着、G1ジャパンC2着と活躍し、“ホッカイドウ競馬の星”と称された。また、2006年にはG1シンガポール航空国際Cに優勝。地方競馬所属並びに日高地区生産馬初となる海外G1ウイナーとなった。
同馬が同競馬場に姿を見せるのは昨年の引退式以来約1年ぶり。自身の名を冠したレースが実施されることからお呼びが掛かった。この日は北海優駿優勝時のゼッケンを身に着け、パドックに登場。現役時と変わらぬ張りのある馬体で堂々と周回した。
パドックでは同馬を発掘した岡田繁幸氏と管理した田部和則調教師らがスペシャルトークショーを開催。同馬の思い出や近況、将来の展望などを話した。
その中で岡田氏は「いつも全力を出し切る真面目な馬でした。皆さんの声援があったからこそ頑張れた」とファンに感謝。骨折のため1度は断念した愛国遠征について「検疫入り前の追い切りを見て決めたい。遠征が決まったら格安のツアーを組んでファンと一緒に応援に行きたい」とプランを明かした。
また、田部調教師は「管理馬のレース名ができたのは調教師として嬉しいのひと言」と感激。そして「またバルクのような馬を手掛けて地方競馬を盛り上げていきたいです」と目を輝かせていた。
この後、同馬の愛国での現役復帰が正式に決定。24日に新冠町のビッグレッドファーム明和を出発し、輸出検疫後の6月1日に愛国へ向け出国する。

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