ニュース

海外 その他

ジャガーメイル、3度目の正直なるか【香港ヴァーズ】

2010年12月05日 20時57分

過去2年続けてこのレースに参戦したジャガーメイルが3度目の出走。一昨年はドクターディーノからクビ差の3着、昨年はダリアカナから半馬身差の4着だった。いずれも重賞未勝利の身で上位争いに加わり、潜在能力の高さを窺わせていた。今年はG1天皇賞・春で待望のG1タイトルを獲得。6歳にして心身ともにピークを迎えたようだ。前走G1ジャパンCも4着に敗れたとはいえ、直線で外から追い上げた脚は目を引くもの。今季2度目のG1制覇が十分に期待できる。
豪G1メルボルンCを制した後、すぐさまここを目標に定めたフランス調教馬アメリケンの走りにも注目。G1メルボルンC、仏G2ケルゴルレイ賞と3000m以上の重賞2勝とスタミナ豊富なタイプだが、2走前には2406mの豪G3ジーロングCも制しており、今回の2400mも十分に守備範囲。何より現在5連勝中と勢いがある。なお、ジェラルド・モッセ騎手とアラン・ド・ロワイユ=デュプレ師は昨年の勝ち馬ダリアカナと同じコンビ。フランス調教馬はこのレースと相性が良く、現在3連覇中だ。
地元の雄ヴィヴァパタカは昨シーズンも4月にG1クイーンエリザベス2世Cを制するなど健在。芝2400mは一昨年のG1ドバイシーマクラシックで2着、LG1香港チャンピオンズ&チャターCを3度制すなど実績がある距離。芝1600mの前走G2香港ジョッキークラブマイルは、最後方から直線だけ脚を使う、いかにも前哨戦というレースぶりで5着。ひと叩きしての大きな上積みが見込めそうだ。
イタリアのジャッカルベリーは6月の伊G1ミラノ大賞を後方から豪快に追い込んでG1初制覇。レーティングではジャガーメイルと並ぶ評価を受けている。ただ、その後はG1英インターナショナルS6着、伊G1ジョッキークラブ大賞、そして伊G1ローマ賞5着と成績が伸び悩んでいる。
アメリカのウィンチェスター、UAEのマスタリーといったG1勝ち馬のほか、英G3ミドルトンSでダーレミを下したイギリスの牝馬クリスタルカペラも侮れない。

ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外
 

上へ