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エーシンフォワードG1連勝なるか【香港マイル】

2010年12月05日 20時57分

G1マイルチャンピオンシップを快勝したエーシンフォワードUSAがレコード勝ちの勢いをそのままに香港に乗り込む。手強い相手が揃ったが、2001年のエイシンプレストンUSA、2005年のハットトリックに続く日本調教馬による優勝が期待される。
イギリスのパコボーイは英G1クイーンアンS、英G1ロッキンジSなど欧州でG1・3勝。メンバー中、断然トップのレーティング124を誇る。欧州マイル女王ゴルディコヴァと何度も接戦を演じており、その実力は誰もが認めるところ。アメリカ(G1BCマイル)に続く長距離輸送による消耗が気がかりだが、調子を保っていれば自慢の末脚が炸裂する。
迎え撃つ香港勢の筆頭は前哨戦のG2香港ジョッキークラブマイルを逃げ切ったエイブルワンNZ。昨シーズン後半からは充実一途で、今年4月以降はG1チャンピオンズマイルの優勝を含めて6戦4勝、2着2回と絶好調。パコボーイをはじめ有力馬に差し・追い込み馬が多い今回は、その先行力も大きな武器になりそうだ。
フランスのサプレザUSAはG1マイルチャンピオンシップ4着からの転戦。前走はダノンヨーヨーに次ぐメンバー中第2位の末脚(上がり3ハロン33秒8)を繰り出して追い上げたが、わずかに届かず4着。外目の16番枠スタートからの距離損も響いた。出走頭数が減る(フルゲート14頭)のはプラス材料だ。
フェローシップNZが地元勢で2番手評価。今年のG1安田記念では9着に崩れたが、昨年のこのレースではグッドババUSA、ハッピーゼロに続く3着。今年4月のG1チャンピオンズマイルでもエイブルワンNZの2着に好走している。近3走は6、4、11着と不振だが、本来の末脚が甦れば一発があって不思議ない実力の持ち主。
このレース4連覇の大記録がかかるグッドババUSAにも注意を払いたいが、3月のG1ドバイデューティフリーから前走のG2香港ジョッキークラブマイルまで4戦連続して8着とここのところ精彩を欠いている。来年9歳になるだけに、往年の力を臨むのは酷かも知れない。
愛エイダン・オブライエン厩舎が送るベートーヴェンは昨年の英G1デューハーストS優勝馬だが、今年は愛G3デズモンドSの1勝のみ。成長力にやや疑問が残る。

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