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米国競馬史に燦然と輝く名牝ゼニヤッタが12月にお別れの会

2010年11月28日 20時35分

競走生活に幕を下ろすことが11/18に発表されたゼニヤッタ。そのゼニヤッタのお別れセレモニーが本拠地としていた米カリフォルニア州のハリウッドパーク競馬場で12/5に行われることになった。2005年9月のキーンランド協会イヤリング・セールに上場、6万ドル(当時のレートで約660万円)でオーナーのモス夫妻に落札されたゼニヤッタは、ジョン・シレフス厩舎に入厩。大柄だったことから仕上がりに時間を要し、デビューは3歳の11月だった。4歳時はG1BCレディーズクラシックなど4つのG1勝ちを含む7戦全勝。米最優秀古牝馬に選出された。さらに5歳時にはジオポンティら牡馬を倒し、牝馬で史上初となるG1BCクラシック制覇を達成。デビューから14連勝で北米競馬の頂点を極めたが、米年度代表馬の座はG1プリークネスSなど5つのG1を制した3歳牝馬レーチェルアレクサンドラのもとに渡り、タイトルは最優秀古牝馬の2年連続受賞に留まった。引退を覆して今年も現役を続けたゼニヤッタは、再び連勝街道を突き進み、10月のG1レディーズシークレットSでは19連勝(前年6月のG1ヴァニティHからG1を9連勝)を成し遂げた。近代北米競馬の連勝記録である20連勝のかかったG1BCクラシックは直線大外から猛追したが、ゴール前粘るブレームにアタマ差及ばず2着。引退レースで有終の美を飾ることはできなかった。しかし、足かけ4年にわたった競走生活は米国競馬史に偉大な足跡として残された。通算成績20戦19勝。G1は北米牝馬最多タイの13勝。収得賞金は北米牝馬歴代トップの730万4580ドル(約6億630万円)。同馬はイベント終了後にケンタッキー州レーンズエンドファームに移動し、来春の交配(種牡馬未定)に備える。

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