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ヒシミラクル、カルストンライトオが退厩

2010年11月07日 18時39分

新ひだか町のレックススタッドに繋養されていたヒシミラクル(牡11歳、父サッカーボーイ)とカルストンライトオ(牡12歳、父ウォーニング)が11月1日、同スタッドを退厩した。ヒシミラクルは浦河町の中村雅明氏の牧場へ移動。カルストンライトオは安平町のマル善橋本牧場で種牡馬生活を続ける。
ヒシミラクルは2001年のHBAトレーニングセールにおいて682万5000円で売却された市場取引馬。10番人気で出走したG1菊花賞を制し、日本のトレーニングセール出身馬として初めてクラシックホースとなった。その後も人気薄でG1天皇賞・春、G1宝塚記念を制覇。その名のごとく何度もミラクルを起こす個性派として人気を集めた。
現役引退後の06年に同スタッドで種牡馬入り。初年度産駒は3歳となるが、今シーズンの種付頭数が1頭だったことに加え、これまでにJRAで勝ち馬が出ていないこともあり、繋養場所を移ることになった。
一方のカルストンライトオは1999年のHBA8月2歳市場(現・サマーセール1歳)において1890万円で売却されたセール出身馬。けれん味のないスピードを武器にG1スプリンターズS、G3アイビスサマーダッシュ2回など、通算36戦9勝(うち海外1戦)の成績を収めた。
06年に種牡馬入り。早世した名種牡馬ウォーニングの後継として期待されたが、産駒数が少ないこともあり、ここまでは目立った活躍馬を送り出せていない。
2頭の旅立ちを見送った事務局の(株)レックスでは「両馬とも個性的なキャラクターでファンに人気がありました。別れは辛いですが、それぞれ新天地で元気に過ごしてほしいですね」としんみり。愛馬の思い出に浸っていた。

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