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凱旋門賞馬ワークフォースが参戦【BCターフ】

2010年11月03日 10時32分

凱旋門賞馬ワークフォースが参戦。史上初のG1凱旋門賞とG1BCターフのダブル制覇なるかに注目が集まっている。ワークフォースは6月のG1英ダービーでコースレコードを塗り替えて圧勝。続く英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスSではハービンジャーの6着に敗れたが、前走のG1凱旋門賞では食い下がるナカヤマフェスタを振り切り、欧州ナンバーワンの座に就いた。凱旋門賞馬がG1BCターフに参戦したのは、ダンシングブレーヴUSA(1986年4着)、トランポリーノ(1987年2着)、ソーマレズ(1990年5着)、スボーティカ(1992年5着)、そしてディラントーマス(2007年5着)と過去に5頭の例があるが、いまだ両方のレースを制した例はない。高い壁ではあるが、強敵と見られていたフェームアンドグローリーらの回避は追い風になりそう。管理するマイケル・スタウト師とライアン・ムーア騎手が2008、09年のG1BCターフをコンデュイットIREで連覇している実績も心強い。
ベーカバドは1番人気に推された前走のG1凱旋門賞では不利もあって4着に敗退。その前走同様、多頭数となったG1ジョッキークラブ賞(仏ダービー)でも不利に見舞われているだけに今回、手頃な頭数(第1希望での登録は8頭のみ)になりそうなのは好材料。スムーズな競馬ができれば仏G1パリ大賞と仏G2ニエル賞を制した力量からも侮りがたい存在となる。
デインジャラスミッジは前走の英G3アークトライアルで後続に4馬身差をつけて重賞初制覇。のちに仏G1ローマ賞を制したレインボーピークやG1・2勝のキャンパノロジストを破り、勢いに乗っての参戦となる。
G1アーリントンミリオンで昨年の米芝王者ジオポンティを並ぶ間もなく交わしたドビュッシーも英国から参戦。前走G1英チャンピオンSでは逃げて3着に粘っており、脚質に自在性もある。
地元勢では今季、G1J.ハーシュターフクラシック招待SとG1マンハッタンHを制しているウインチェスターに期待が集まる。前半は後方に控え、末脚を溜めて直線勝負に賭けるスタイルも安定し、本格化を窺わせる。
アルハリも上位人気が予想される米調教馬。G1は未勝利と格下の存在だが、G2ボウリンググリーンHでウインチェスターを撃破、続くG1カナディアン国際Sではスローペースを最後方から追い上げて米国馬では最先着の4着に健闘した。

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