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ひと叩きで気配上昇レッドディザイア【BCフィリー&メアターフ】

2010年11月03日 10時32分

昨年の覇者ミッドデイが連覇を狙う。今季は初戦の英G2ミドルトンSこそ、サリスカの2着に終わったが、その後はG1英ナッソーS、英G1ヨークシャーオークス、仏G1ヴェルメーユ賞と牝馬限定のG1を3連勝。陣営は牡馬との対戦に慎重な姿勢を示し、仏G1凱旋門賞への出走も早々と見送った。ここを目標に調整されており、臨戦態勢に抜かりはない。
迎え撃つ米国勢の一番手は3歳牝馬のハーモニウス。7月にG1アメリカンオークスを制し、前走のG1クイーンエリザベス2世チャレンジカップSは好位追走から後続を4馬身1/4突き放して快勝。芝では5戦4勝、2着1回とまだ底を見せておらず、前走を快勝した勢いもある。
エクレールドリュヌは7月のG3モデスティHでタスカンイヴニング(今季G1ゲイムリーSを含む重賞6連勝も8/8に急死)の2着に入り、続く8/21のG1ビヴァリーD.Sを快勝。好位から抜け出すレースぶりに安定感が出てきた。ただ、ここはそれ以来の休み明けとなる点が気がかり。
仏G1ヴェルメーユ賞ではミッドデイから3/4馬身差の2着だったプリュマニアも侮れない。6月には昨年まで3年連続して仏G1凱旋門賞で2着に入ったユームザインを下して、仏G1サンクルー大賞に優勝。前走のG1凱旋門賞は馬群で揉まれて16着に大敗したが、先行力は小回りコースで大きな武器。巻き返すシーンがあって不思議ない。
一昨年の覇者フォーエヴァートゥゲザーは今季5戦して勝ち星こそないが、G1ゲイムリーSではタスカンイヴニングの1/2馬身差2着。G1ダイアナSではプロヴィゾのクビ差3着に入るなど末脚は健在。ここも確実に追い込んできそうだ。
レッドディザイアは3月のドバイ遠征で牡馬混合のG2マクトゥームチャレンジラウンド3に優勝。世界にその名を轟かせた。このレースを目標に9月から米国に滞在。10/2のG1フラワーボウル招待Sは最後2頭に交わされて3着に終わったが、前走はあくまで前哨戦。本番へメドの立つ内容であり、休み明けを一度使われたことによる上積みも望めそう。前走に引き続き、鞍上に名手ケント・デザーモ騎手を迎えられるのも頼もしい限り。強烈な末脚を武器に日本馬初のブリーダーズカップ制覇を狙う。

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