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キングカメハメハが牝馬三冠馬を輩出

2010年10月24日 20時14分

10月17日に京都競馬場で行われた牝馬クラシック最終戦G1秋華賞において、G1桜花賞、G1オークスを制していたキングカメハメハ産駒のアパパネ(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎)が優勝し、キングカメハメハ(牡9歳、父キングマンボ)は牝馬三冠馬を送り出した。牝馬による三冠は1986年のメジロラモーヌ、2003年のスティルインラブに続き史上3頭目の快挙。内国産種牡馬産駒では初めてのこととなった。
牝馬三冠馬の父となったキングカメハメハは04年のダービー馬。G1NHKマイルCも制し、史上初めて“変則2冠馬”となった。通算8戦7勝の成績を残し、05年に種牡馬入り。初年度産駒がデビューした08年は、JRA2歳総合&新種牡馬チャンピオンのダブルタイトルを獲得。昨年は2世代の産駒でJRA年間100勝を達成したほか、アパパネとローズキングダムで2歳G1を独占し、2年連続で2歳チャンピオンサイアーに輝いた。
今年は8月7日に早々と年間100勝に到達。種牡馬総合リーディングでも2位のシンボリクリスエスに6億3500万円余りの差をつけ、首位を独走している。内国産種牡馬の年間最多勝利数は53年にクモハタが記録した157勝。10月17日現在で139勝を挙げており、記録更新まであと19勝に迫っている。“ダービー馬から牝馬三冠馬”を達成して種牡馬としての地位をさらに強固なものとした上に、今シーズンは国内最多種付頭数の記録を更新(266頭)しており、来シーズンの種付料はアップするものと見られている。

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